一級建築士事務所・イントロン

建築系(塗装・防水等)

建築系にしても設備系にしても大規模改修工事は、日常生活を営む中での工事であり、その影響は多大なものがあります。それゆえ区分所有者・居住者の工事に対する理解が大変重要になります。

マンション大規模修繕工事の目的

マンション大規模修繕工事の目的通常、管理組合様が弊社のような設計事務所に業務委託をされる場合は、複数の施工会社による競争入札方式を取るケースが多く、この方式の利点の一つとして、各施工会社間に公平な競争の原理を働かせることで工事費の低減が計れるという事があります。 新築工事でも改修工事に関しても、工事を行う際の一定の基準となる施工範囲(設計図書)、施工部位(詳細図)、改修材料の仕様(共通仕様書)が確定されないまま、安易に“施工会社任せの競争入札方式”を取ると、単に総額だけの比較となり、工事金額に関する公正な比較検討が行えないばかりか、工事の品質にもバラツキが出る可能性が多く、結果的に“安かろう悪かろう”の工事内容に陥る危険性が高くなります。 また、各工事終了後それぞれの部位に保証書が提出されますが、設計図書、共通仕様書等の厳密な取り決めがないため、空文化されるケースが多くあります。 この様な事から、工事の契約及び保証書の内容については、あらかじめ、できるだけ設計図書・仕様書等により厳密な取り決めをすることが重要です。。

一般的に、競争入札を前提とする作業の流れは、概ね下記の通りで、実際の工事に取り掛かるまでには、おおよそ次の作業が必要になります。

a. 建物調査診断
b. 引き合い書類の作成(仕様書・数量表・図面・見積もりフォーマット等)
c. 見積もり参加会社の決定
d. 見積もり参加会社への現場説明会・質疑応答
e. 提出された見積書の比較・検討及び施工会社選定補助
f. 選定された施工会社との協議・補正・契約等の立会い
g. 着工
h. 工事監理